第2次大戦 ドイツ武装親衛隊 [武装SS]
ど~も。ヴィトゲンシュタインです。
グランドパワー別冊の「ドイツ武装親衛隊」を再度、読破しました。
去年に2冊紹介したグランドパワー別冊の「ドイツ海軍 Uボート」。
本棚を整理していたら8年ほど前に購入した同じくグランドパワー別冊の本書が出てきました。
1996年に出版された160ページ、定価2350円のデルタ出版です。
もう内容はまったく覚えていませんし、
スッカリ武装SSに飢えていますので、気晴らしに楽しんでみましょう。

表紙をめくると、いきなり有名な「ヴィットマン・クルー」の写真がお出迎え・・。
それから8ページは「武装親衛隊カラー・アルバム」です。
そしてベルヒテスガーデンのゼップ・ディートリッヒ。

SS騎兵旅団など、ココで過去に紹介した写真の他、ポリツァイ師団、
コサック騎兵師団や、砲撃訓練に励む、ムスリムの「ハントシャール」のカラー写真など・・。

本文の100ページは白黒の「武装親衛隊写真集」です。
まずはポーランド戦の勝利を労うヒトラーが固く握手するヘルメット姿のゼップと、
それを見つめるマックス・ヴュンシェ。

続いては1930年代のライプシュタンダルテの写真が中心です。
1934年2月の第1中隊はフリッツ・ヴィットSS中尉がボスですね。
上段、真ん中からチョイ左 ↓ の将校帽がヴィットです。

「将軍と将校たち」では、ロンメルと談笑するゼップも良いですが、
降下猟兵の大御所マインドルとパウル・ハウサーの写真もナイスですね~。
本書には掲載されているものではありませんが、
ハウサー、ロンメル、マインドルのスリーショットはこんな感じ。同じときの写真かな??
いや~、こんな3人が前から歩いてきたら、反射的に直立不動。。漏らすかも・・。

「プリンツ・オイゲン」師団長のアルトゥール・フェルプスの写真は2枚。
ルーマニア軍の将軍から武装SSに転身したという変わり種の人で、
めでたく独破戦線初登場となりました。

その他、有名な武装SSの将軍が目白押しです。
シュタイナー、ギレ、ビットリッヒ、クリューガー、クム、フェーゲライン・・。
「眼つきが妖しい・・」とキャプションに書かれているのは、ディルレヴァンガーです。
ただ、1936年、ダッハウ強制収容所を視察したロベルト・ライと、アイケの写真ですが、
アイケとされているのはSS少佐ですし、別人でしょう。
本書のとは違う別の写真では ↓ 確かにアイケがいるんですけどね。

「闘う兵士たち」ではティーガー戦車の砲塔内の写真が良い感じです。
また「ヒトラーユーゲント」師団のオートバイ隊と書かれている下の写真ですが、
コレも1940年の西部戦線という説もある有名な写真です。
ただし、「兵士たちのゴーグルの形状が皆違うのが面白い」というキャプションは
そのとおりですね。

「Kar98K小銃を構えて歩哨に立つ"ダス・ライヒ"師団の兵士」。
1942年夏のロシアなので、藁の下は裸と推測しています。フルちんかな??

「ポーランド・バルカン・イタリア」では、「カマ(クロアチア第2)」という珍しい写真が・・。
しかし写っている氏名不詳の将軍がカール=グスタフ・ザウバーツヴァイクに似ているので、
「ハントシャール(クロアチア第1)」かも知れません。

「西部戦線」では、パリの凱旋門付近を走るパンターに、SS重戦車大隊のティーガー。
そして「バルジの戦い」での写真です。
「東部戦線」ではハリコフの戦いとクルスクの戦い、有名な写真も多いですね。
「捕虜・負傷・戦死」では、ヒトラーユーゲント師団の若い兵士たちの姿・・。

「武装親衛隊の小火器」。
MG34機銃から、対戦車地雷の設置まで。
ルガーP08、ワルサーP38の他に、モーゼルC96も出てきました。

あ~、コレは久しぶりに見ました。木製ストックが付けられた写真も掲載されていて、
子供の頃、憧れたもんです。。超合金の合体するヤツとか好きだったし。。

「武装親衛隊の戦車」は、ロシア南部と思われるヤークトパンターがまず出てきますが、
ホントに武装SSのヤークトパンターなのかは疑問です。
それから騎馬兵から書類をもらうナースホルン、いいアングルですね。

「武装親衛隊の求人ポスター」も10枚ありました。
ノルウェー向けや、ドイツの若者向けなど、いくつかは紹介しているものですが、
オランダ向けのポスターのオジさんは、著名なパウル・クルーガーという人物だそうで、
調べてみると、南アフリカ、トランスヴァール共和国の初代大統領として、
英国相手にしたボーア戦争の英雄のようです。

109ページからは文章を中心とした「武装親衛隊の歴史」です。
アルゲマイネ(一般)SSの誕生から、SA、レームの粛清「長いナイフの夜」、
そしてヒトラーの護衛部隊としての「ライプシュタンダルテ」と、
SS-VTの「ドイッチュラント」、「ゲルマニア」、「デア・フューラー」連隊。
前者はヒトラーとゼップ・ディートリッヒとの友情が、SS内でも独立的な地位を可能とし、
SS全国指導者であるヒムラーも戦前に、こう語っていたそうです。
「ライプシュタンダルテは治外法権である」。

そして陸軍バリの訓練を受けるSS-VTもパウル・ハウサーに仕切られ、
手出しの出来ないヒムラー・・。
そこで強制収容所部隊である、テオドール・アイケの「髑髏部隊」を
自分を目立たせるための戦闘部隊として訓練させ、前線に投入。
このようにシンプルながら面白い解説が続きますが、
誤植というか、誤字が多いのがイタイですね。
例えば、いきなり「セオドア・マイケ」って人が出てくると厳しいです。。

フェリックス・シュタイナーも度々、「スタイナー」になりますし、
ベオグラードに突入したフリッツ・クリンゲンベルクに至っては、
「クリンゲルベルク」だったり、「クリンゲン・ベルク」と、残念ながら全て不正解。。
フォン・ファルケンホルスト将軍も「フォン・ファルケン・ホルスト」になったり、
余計な区切りが笑えます。

騎士十字章受章者も詳しく書かれているのは良いんですが、
クルト・マイヤー・・・最終経歴:SS旅団指揮官兼武装SS少尉(HJ師団長で柏葉)
とか、少尉で師団長はないだろう・・ってトコですね。

まぁ、それでも40ページほど、写真も1ベージに1枚以上掲載しながら、
この複雑な武装SS興亡史をうまくまとめていると思います。
1944年~1945年の師団一覧表もありますし、充分ですね。

148ページからは最後の章、「武装親衛隊紳士録」です。
ドイツ語名はありませんがアルファベット順で、まずはバッハ=ツェレウスキから。
次はウィルヘルム・ビトリシですか、本書はビットリッヒはビトリシで統一しています。
第6SS山岳師団「ノルト」を率いたカール・ハインリヒ・ブレンナーは、
「ドイツ武装SS師団写真史〈1〉」で、元妻がゼップに・・・って話で登場しましたっけ。
あとは先に名前を挙げた有名どころは写真付きで紹介され、
クルト・フォン・ゴットベルクは第12SS軍団長という経歴、
ハインツ・ハルメル、フリードリヒ・イェッケルン、
マティアス・クラインハイスターカンプは、ビットリッヒの次の「ダス・ライヒ」師団長。

フーゴ・クラース、ハインツ・ラマーディング、ヴィルヘルム・モーンケ、
「フロリアン・ガイエル」師団長などを務めたグスタフ・ロンバルトはフェーゲラインと並ぶ
SS騎兵史に残る名として紹介されます。

ヴェルナー・オステンドルフは「ゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲン」師団長を務め、
ノルマンディで、あのフォン・デア・ハイデと激論した人ですね。。
それからヘルマン・プリースも。

ライネフェルトは1940年の西方戦で陸軍軍曹として騎士十字章を受章し、
「どこをどう出世したのか不明だが、1944年夏には警察少将になっており・・」と、
ワルシャワ蜂起鎮圧の顔つきその他、個人的にも興味ある人物なんですよね。

まだまだ、マックス・ジーモンにスコルツェニー、シルベスター・シュタドラー、
ユルゲン・ヴァーグナー、テオドール・ヴィッシュにフリッツ・ヴィットなどと続きます。
この下の写真も本書に掲載されているものではありませんが、好きな一枚、
ヴィッシュに「お前はアホか・・」とばかりに睨まれているのは、ヨッヘン・パイパー。。

写真中心の一冊とはいえ、鮮明じゃないもの、有名すぎる写真も多いですし、
キャプションも100%信じられないですが、なかなか楽しめました。
続編も持っていますので、また武装SSロスになったら読んでみます。
また本書は現在、レア物なようで、ヤフオクにはありますが、amazonでは手に入りません。
amazonに「グランドパワー別冊 ドイツ武装親衛隊【改訂版】2010年11月号」がありますが、
調べたところ、こちらは本書の改訂版ではなく、
1990年の別冊「武装SS大平原の決闘(1),(2)」の合本再編集版のようです。
グランドパワー別冊の「ドイツ武装親衛隊」を再度、読破しました。
去年に2冊紹介したグランドパワー別冊の「ドイツ海軍 Uボート」。
本棚を整理していたら8年ほど前に購入した同じくグランドパワー別冊の本書が出てきました。
1996年に出版された160ページ、定価2350円のデルタ出版です。
もう内容はまったく覚えていませんし、
スッカリ武装SSに飢えていますので、気晴らしに楽しんでみましょう。

表紙をめくると、いきなり有名な「ヴィットマン・クルー」の写真がお出迎え・・。
それから8ページは「武装親衛隊カラー・アルバム」です。
そしてベルヒテスガーデンのゼップ・ディートリッヒ。

SS騎兵旅団など、ココで過去に紹介した写真の他、ポリツァイ師団、
コサック騎兵師団や、砲撃訓練に励む、ムスリムの「ハントシャール」のカラー写真など・・。

本文の100ページは白黒の「武装親衛隊写真集」です。
まずはポーランド戦の勝利を労うヒトラーが固く握手するヘルメット姿のゼップと、
それを見つめるマックス・ヴュンシェ。

続いては1930年代のライプシュタンダルテの写真が中心です。
1934年2月の第1中隊はフリッツ・ヴィットSS中尉がボスですね。
上段、真ん中からチョイ左 ↓ の将校帽がヴィットです。

「将軍と将校たち」では、ロンメルと談笑するゼップも良いですが、
降下猟兵の大御所マインドルとパウル・ハウサーの写真もナイスですね~。
本書には掲載されているものではありませんが、
ハウサー、ロンメル、マインドルのスリーショットはこんな感じ。同じときの写真かな??
いや~、こんな3人が前から歩いてきたら、反射的に直立不動。。漏らすかも・・。

「プリンツ・オイゲン」師団長のアルトゥール・フェルプスの写真は2枚。
ルーマニア軍の将軍から武装SSに転身したという変わり種の人で、
めでたく独破戦線初登場となりました。

その他、有名な武装SSの将軍が目白押しです。
シュタイナー、ギレ、ビットリッヒ、クリューガー、クム、フェーゲライン・・。
「眼つきが妖しい・・」とキャプションに書かれているのは、ディルレヴァンガーです。
ただ、1936年、ダッハウ強制収容所を視察したロベルト・ライと、アイケの写真ですが、
アイケとされているのはSS少佐ですし、別人でしょう。
本書のとは違う別の写真では ↓ 確かにアイケがいるんですけどね。

「闘う兵士たち」ではティーガー戦車の砲塔内の写真が良い感じです。
また「ヒトラーユーゲント」師団のオートバイ隊と書かれている下の写真ですが、
コレも1940年の西部戦線という説もある有名な写真です。
ただし、「兵士たちのゴーグルの形状が皆違うのが面白い」というキャプションは
そのとおりですね。

「Kar98K小銃を構えて歩哨に立つ"ダス・ライヒ"師団の兵士」。
1942年夏のロシアなので、藁の下は裸と推測しています。フルちんかな??

「ポーランド・バルカン・イタリア」では、「カマ(クロアチア第2)」という珍しい写真が・・。
しかし写っている氏名不詳の将軍がカール=グスタフ・ザウバーツヴァイクに似ているので、
「ハントシャール(クロアチア第1)」かも知れません。

「西部戦線」では、パリの凱旋門付近を走るパンターに、SS重戦車大隊のティーガー。
そして「バルジの戦い」での写真です。
「東部戦線」ではハリコフの戦いとクルスクの戦い、有名な写真も多いですね。
「捕虜・負傷・戦死」では、ヒトラーユーゲント師団の若い兵士たちの姿・・。

「武装親衛隊の小火器」。
MG34機銃から、対戦車地雷の設置まで。
ルガーP08、ワルサーP38の他に、モーゼルC96も出てきました。

あ~、コレは久しぶりに見ました。木製ストックが付けられた写真も掲載されていて、
子供の頃、憧れたもんです。。超合金の合体するヤツとか好きだったし。。

「武装親衛隊の戦車」は、ロシア南部と思われるヤークトパンターがまず出てきますが、
ホントに武装SSのヤークトパンターなのかは疑問です。
それから騎馬兵から書類をもらうナースホルン、いいアングルですね。

「武装親衛隊の求人ポスター」も10枚ありました。
ノルウェー向けや、ドイツの若者向けなど、いくつかは紹介しているものですが、
オランダ向けのポスターのオジさんは、著名なパウル・クルーガーという人物だそうで、
調べてみると、南アフリカ、トランスヴァール共和国の初代大統領として、
英国相手にしたボーア戦争の英雄のようです。

109ページからは文章を中心とした「武装親衛隊の歴史」です。
アルゲマイネ(一般)SSの誕生から、SA、レームの粛清「長いナイフの夜」、
そしてヒトラーの護衛部隊としての「ライプシュタンダルテ」と、
SS-VTの「ドイッチュラント」、「ゲルマニア」、「デア・フューラー」連隊。
前者はヒトラーとゼップ・ディートリッヒとの友情が、SS内でも独立的な地位を可能とし、
SS全国指導者であるヒムラーも戦前に、こう語っていたそうです。
「ライプシュタンダルテは治外法権である」。

そして陸軍バリの訓練を受けるSS-VTもパウル・ハウサーに仕切られ、
手出しの出来ないヒムラー・・。
そこで強制収容所部隊である、テオドール・アイケの「髑髏部隊」を
自分を目立たせるための戦闘部隊として訓練させ、前線に投入。
このようにシンプルながら面白い解説が続きますが、
誤植というか、誤字が多いのがイタイですね。
例えば、いきなり「セオドア・マイケ」って人が出てくると厳しいです。。

フェリックス・シュタイナーも度々、「スタイナー」になりますし、
ベオグラードに突入したフリッツ・クリンゲンベルクに至っては、
「クリンゲルベルク」だったり、「クリンゲン・ベルク」と、残念ながら全て不正解。。
フォン・ファルケンホルスト将軍も「フォン・ファルケン・ホルスト」になったり、
余計な区切りが笑えます。

騎士十字章受章者も詳しく書かれているのは良いんですが、
クルト・マイヤー・・・最終経歴:SS旅団指揮官兼武装SS少尉(HJ師団長で柏葉)
とか、少尉で師団長はないだろう・・ってトコですね。

まぁ、それでも40ページほど、写真も1ベージに1枚以上掲載しながら、
この複雑な武装SS興亡史をうまくまとめていると思います。
1944年~1945年の師団一覧表もありますし、充分ですね。

148ページからは最後の章、「武装親衛隊紳士録」です。
ドイツ語名はありませんがアルファベット順で、まずはバッハ=ツェレウスキから。
次はウィルヘルム・ビトリシですか、本書はビットリッヒはビトリシで統一しています。
第6SS山岳師団「ノルト」を率いたカール・ハインリヒ・ブレンナーは、
「ドイツ武装SS師団写真史〈1〉」で、元妻がゼップに・・・って話で登場しましたっけ。
あとは先に名前を挙げた有名どころは写真付きで紹介され、
クルト・フォン・ゴットベルクは第12SS軍団長という経歴、
ハインツ・ハルメル、フリードリヒ・イェッケルン、
マティアス・クラインハイスターカンプは、ビットリッヒの次の「ダス・ライヒ」師団長。

フーゴ・クラース、ハインツ・ラマーディング、ヴィルヘルム・モーンケ、
「フロリアン・ガイエル」師団長などを務めたグスタフ・ロンバルトはフェーゲラインと並ぶ
SS騎兵史に残る名として紹介されます。

ヴェルナー・オステンドルフは「ゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲン」師団長を務め、
ノルマンディで、あのフォン・デア・ハイデと激論した人ですね。。
それからヘルマン・プリースも。

ライネフェルトは1940年の西方戦で陸軍軍曹として騎士十字章を受章し、
「どこをどう出世したのか不明だが、1944年夏には警察少将になっており・・」と、
ワルシャワ蜂起鎮圧の顔つきその他、個人的にも興味ある人物なんですよね。

まだまだ、マックス・ジーモンにスコルツェニー、シルベスター・シュタドラー、
ユルゲン・ヴァーグナー、テオドール・ヴィッシュにフリッツ・ヴィットなどと続きます。
この下の写真も本書に掲載されているものではありませんが、好きな一枚、
ヴィッシュに「お前はアホか・・」とばかりに睨まれているのは、ヨッヘン・パイパー。。

写真中心の一冊とはいえ、鮮明じゃないもの、有名すぎる写真も多いですし、
キャプションも100%信じられないですが、なかなか楽しめました。
続編も持っていますので、また武装SSロスになったら読んでみます。
また本書は現在、レア物なようで、ヤフオクにはありますが、amazonでは手に入りません。
amazonに「グランドパワー別冊 ドイツ武装親衛隊【改訂版】2010年11月号」がありますが、
調べたところ、こちらは本書の改訂版ではなく、
1990年の別冊「武装SS大平原の決闘(1),(2)」の合本再編集版のようです。
タグ:オステンドルフ シュタドラー イェッケルン ティーガー パウル・ハウサー マインドル ロンメル フリッツ・ヴィット ライプシュタンダルテ ヴュンシェ ハントシャール 武装SS ヴィットマン プリンツ・オイゲン師団 アルトゥール・フェルプス ビットリッヒ ヴァルター・クリューガー オットー・クム フェーゲライン ディルレヴァンガー ロベルト・ライ アイケ ヒトラー・ユーゲント ダス・ライヒ パンター SS重戦車大隊 バルジの戦い ハリコフ クルスク ルガーP08 ワルサーP38 モーゼルC96 ヤークトパンター ナースホルン アルゲマイネSS 長いナイフの夜 ヒムラー クリンゲンベルク ファルケンホルスト クルト・マイヤー バッハ=ツェレウスキ ハルメル フーゴ・クラース ラマーディング モーンケ ヘルマン・プリース ライネフェルト マックス・ジーモン スコルツェニー ユルゲン・ヴァーグナー テオドール・ヴィッシュ
どもです~!
これはまた、懐かしい本ですね。
上下2巻を所有していましたが、昨年の夏に余分な本を
売っぱらっちまえ~命令を受けてヤフオクに出品しました。
出品前に再度読みふけりましたが、日本語で読める武装SS本
では最適でないでしょうか?
確かに、名前の誤植や画像のキャプションには???も
ありますが、入門本としてはリズナーブルだと思いますね。
by あっき~ (2014-03-12 21:54)
ど~も、あっき~さん。
本書を読まれた方、多いんじゃないか?? と思いながら書いてみました。
写真もたくさんで、確かに入門編として悪くないですね。
下巻(赤い方)も今度、読んでみますが、同じくグランドパワー別冊の「ベルリン攻防戦 激闘 東部戦線」も出てきたので、こっちが先になりそうです。
by ヴィトゲンシュタイン (2014-03-13 07:27)
初めましてkjといいます。
先日ある古書店で世界の歴史の本でロンメルの項にあった写真がロンメルで無くマックス・ヴュンシェであったとこの記事を見て気付きました。ロンメル風(制帽+ゴーグルorサングラス)が流行っていた事があったんですかね。
by kj (2014-03-14 20:59)
GP別冊の東部戦線シリーズは確か全5冊。
資料的にも記事は、なかなか濃いので
面白いですよ~♪
by あっき~ (2014-03-14 21:22)
kjさん。はじめまして。
あらら、そうですか。
装甲部隊の指揮官、いま思いついたのでは西方電撃戦のラインハルト将軍もゴーグルしていたと思います。
Sd Kfz シリーズの装甲車両で当時の不整地をガンガン走るわけですから、指揮官たちもゴーグルは必須だったのかも知れませんね。
by ヴィトゲンシュタイン (2014-03-14 21:36)
あっき~さん。ど~も、酔っ払いです。
>GP別冊の東部戦線シリーズは確か全5冊。
おー、お詳しい。。ボクは2冊だけありました。
ちらちら読んでますが、確かにかなりのマニアック度ですね。キャプションの詳しさからして写真はソ連側のモノなのかなと想像しています。
ベルリン攻防戦は燃えるので、読み終えたら感想を書いてみます。
by ヴィトゲンシュタイン (2014-03-14 21:42)
ヴィトゲンシュタイン様、こんばんは。
この本は以前買い逃してしまった本です。
こういう内容だったのですね。
木製ストックのついたモーゼルはマガジンが着脱可能な点からすると、M712のようです。
私も独特の形状が好きで、組み立て式のモデルガンを持っています。
ところで、「帰ってきたヒトラー」を独破しました。
これほど小説を夢中で読んだのは久し振りです。
特に下巻は、遅読の私が5時間で読み切ってしまいました。
ヒトラーが度々陥る「あの時の私も…」という感傷を読者にも抱かせる手法が見事でした。
「君はヒトラーを見たか」を再読した後で、もう一度読み返してみようと思います。
ただ面白いだけでなく、「ヒトラーはあなたにとってどんな人物なのか」と問いかけてくる作品でした。
登場人物も魅力的で、個人的には親切なキオスクの主人がお気に入りです。
by でんこう (2014-03-14 23:25)
ど~も、でんこうさん。
モーゼルのあの形、良いですよね。モデルガンお持ちとは羨ましい。。
さて、「帰ってきたヒトラー」の独破ご苦労様でした。紹介した甲斐がありました。そしてご感想もありがとうございます。
「君はヒトラーを見たか」。この本は知りませんでしたので、ちょっとメモメモ・・。
>キオスクの主人がお気に入り
むむ、シブいですね。
ボクはザヴァツキくんとクレマイヤー嬢がお気に入りですね。最後もおめでたいし、小説にロマンスは付き物ですが、主人公(ヒトラー)のロマンスにしなかったところが正解だと思いました。
いま地元の図書館で検索してみたら、この本、1冊ずつしか置いてないようで、"31件"の予約待ちになってました・・。凄い人気ですね。
by ヴィトゲンシュタイン (2014-03-15 08:16)
度々お邪魔します。
私もザヴァツキ青年とクレマイヤー嬢は好きです。
ザヴァツキ青年の誠実さとクレマイヤー嬢の天真爛漫さがあってこそ、ヒトラーの個性が際立っていると思います。
特にヒトラーとザヴァツキ青年が二人で食事をする場面は読んでいて「ジーン」としました。
それにしても、31件の予約待ちですか…凄いですね。
その割にテレビで取り上げられないのは、ひょっとして例の「日記」騒動を気にして…?
などというのは、考えすぎでしょうか。
by でんこう (2014-03-16 03:21)
でんこうさん。この件の連投、大歓迎です。
ボクはもともと小説をず~と読んできましたので、本当はそういう観点での感想も書きたかったんですが、今回はこのBlogらしい第三帝国ネタに特化したレビューにしたという経緯があります。
例えばクレマイヤー嬢のおばあちゃんの件でユダヤ人問題を語るシーンは、最終的に中途半端だった気がしました。まぁ、ヒトラーにホロコーストを語らせてバランスを取らないと、「ホロコーストをスルーした」と後から著者が文句を言われるのは想像できますからね。。
それとオクトーバーフェストに行ったシーンも、その必要性がイマイチ理解できなかったり・・。
個人的に「ジ~ン」としたのは、グリメ賞を獲って、演説の最後に全員で「ジーク・ハイル!」とやったシーンでしょうか??
31件・・凄いですよね。ナニが凄いかって、返却されてから取りに行く確保期限が1週間、借りて返却するまでの期間が2週間ですから、30番目だと1年半後くらいになってしまいます。予約したこと、覚えてんのか?? って感じですね。
「アンネの日記」騒動は下手人が捕まって良かったです。「帰ってきたヒトラー」は確かにTVで取り上げられませんね。ボクが思うに、大きな問題がない限り、ヒトラー・ネタには及び腰なんじゃ・・。
キャスターや、ヒトラーに詳しいコメンテーターがおずおずと登場して肯定的なことを喋ろうものなら、すぐにネットで、「あいつはネオナチだ」とか叩かれるでしょうから、まぁ、触らぬなんとかに祟りなしでしょう。。
せいぜいどこかの国で非買運動が起こって、焚書でもすれば、海外ニュースとして取り上げるくらいじゃないでしょうか??
by ヴィトゲンシュタイン (2014-03-16 07:05)
何度もお邪魔します。
クレマイヤー嬢のおばあちゃんの件についてですが、私もそのように思いました。
下巻のクライマックスはやはりグリメ賞受賞決定の祝賀会だと思いますが、ヒトラーがクレマイヤー嬢のおばあちゃんを説得する場面が描かれていれば、これまた見応えのあるものになっていたと思います。
ただ、ユダヤ人がヒトラーに説得されてしまう場面を描くわけにはいかなかったということなのか?などと、これまた深読みしてしまいますが…
オクトーバーフェストは「みんなでビールを飲んで騒ぐ」という程度の知識しかありませんので、ドイツ人にとってどんなイベントなのかがいま一つわからないこともあり、確かに蛇足な感は否めませんね。
また、これはストーリーには関係ありませんが細かいことを言うと、漢字のミス(変換ミス?)とザヴァツキ青年の台詞で誤った尊敬語が各1箇所ありました。
日記騒動は容疑者逮捕で一応の幕引きとなろうとしていますが、容疑者の氏名が明かされないことから一部保守派の間で「犯人は在日韓国人では」との声が燻ったままです。
こういった、民族対立の火種(えらく低レベルですが)を取り除く為にも実名報道するべきではと思いますが…
話は変わりますが、ドイツではヒトラー死去70年で著作権が切れるのに伴い、「わが闘争」を発行解禁しようという意見が持ち上がっているそうです。
ドイツ国内のユダヤ人団体は現時点でこれに反対しているそうですが、「帰ってきたヒトラー」の国内外でのヒットについてはどう捉えているのか、少し気になります。
それにしても、図書館で本を借りるのに最長で1年半待ちとは…人気レストランじゃあるまいし。
短気な私は買ってしまいます(笑)
by でんこう (2014-03-16 23:46)
でんこうさん、「帰ってきたヒトラー」の感想を語り合ったのは初めてなので、楽しいですね。。
>おばあちゃんを説得する場面が描かれていれば
そうそう、ソレが来ると思いながら読んでいて、ちょっと肩すかし・・。
オクトーバーフェストり場面は、ナチスの聖地、ミュンヘンにヒトラーが帰還するということで、もっと大きな事件が起こることを期待してしまいました。
>一部保守派の間で「犯人は在日韓国人では」との声が燻ったまま
TVニュースを見た限りでは犯人の氏名を公開せず、顔にモザイクを掛けているのは、供述がおかしいことから刑事責任能力についても調べている・・という理由だそうで、今の時点では妥当だと思います。
ただ、「犯人は在日韓国人では」というネットの噂も逮捕される前から知ってはいましたが、その根拠がまったく不明で、最近の話題となる事件をなんでも「在日」に結びつける連中にはガックリきますね。
ボクはヒトラー崇拝者でもなければ、右でも左でもないグレーな人間ながらも、あの大統領のおばちゃんの発言は、確かにイラつきます。
ですが、嫌韓を一般人に向けるのは間違っているでしょう。
根本的な問題のひとつとして、隣国なのに言葉も文字も理解できない、日韓関連ニュースも日本人が興味を示すように日本語に翻訳されたものしか報道されないということもあると思いますがどうでしょうか??
ドイツでの「わが闘争」の件はTVでもやっていましたね。
そのまんまではなく、注釈をいっぱい付けた学術書として出版・・など、いろいろ揉めているようです。
実はそれを機会にボクも一度、独破してみようかと思っています。
向こうでは、「帰ってきたヒトラー」は一部に反発はあるものの、小説ということでOKなんでしょう。決定しているという映画の製作が始まったり、公開となったら、その時にはもっと日本でも話題になるように思います。
by ヴィトゲンシュタイン (2014-03-17 12:22)
何度も恐れ入ります。
そうですね、せっかくミュンヘンに来たのに何も騒動なし、というのは私も期待はずれでした。
「狂乱のオクトーバー・フェスト」というタイトルで「ミュンヘン一揆再び」なんていう展開も面白かったと思います。
ところでヴィトゲンシュタイン様の仰る通り、世を騒がせる事件をなんでも「在日」に結びつける連中には私もガックリきています。
私は自称保守派でtwitterのフォロワーさんもそういう方ばかりになってしまいましたが(苦笑)、ネット上ではロクな勉強もせずに「韓国人ならどれほど貶してもいい」と言わんばかりの主張をしている人も多く見受けられ、呆れてしまいます。
彼らは面倒なことは考えず、韓国はストレス解消の道具なんでしょう。
隣国なのに言葉も文字も理解できない、そこに日本が国際市場で韓国に後れを取った原因の一部があると思います。
韓国政府や韓国企業の意図を理解しようとせず、「所詮、日本の敵ではない、まともに相手にするに値しない」と放置し続けた結果が現代の日韓関係だと思います。
韓国に対する好悪は個人の自由ですが、「敵」を知ろうともせず侮り、罵るだけの連中の向上心の無さには、同じ日本人として情けなく思います。
実は「わが闘争」は私も読んだことがなく、これを機に読んでみようと思います。
何度もご返信くださり、ありがとうございましたm(_ _)m
by でんこう (2014-03-17 23:47)
こちらこそ滅多に書けないことを書けて、楽しかったです。
ありがとうございました。
by ヴィトゲンシュタイン (2014-03-18 19:53)