ドイツ海軍 Uボート(1) ファイティングシップ・シリーズNo.3 [Uボート]
ど~も。ヴィトゲンシュタインです。
グランドパワー別冊の「ドイツ海軍 Uボート(1) 」をようやく読破しました。
このBlogの独自ルールとして、いわゆる「雑誌」は紹介しない・・ということがあるんですが、
GWのお気楽企画第2弾としてやってみましょう。
実はグランドパワー別冊はガリレオ出版、本書のデルタ出版を含めて10冊は読んでいますし、
モデルアート臨時増刊、戦車マガジン別冊、グラフィックアクション、
それから学研の欧州戦史シリーズや、歴史群像シリーズも結構、持っています。
本書は1996年の156ページ、定価2300円の一冊ですが、Uボート・マニアには有名なもので、
先日、「Uボート(2)」と併せて800円と格安で手に入りました。
もう、買って読みたいUボート関連の本が無くなってきましたので
ちょっとマニアックに楽しんでみたいと思います。
表紙は「笑うノコギリ鮫」のマークと同様に微笑む、U-96のレーマン=ヴィレンブロック艦長。
名作映画「Uボート」のモデルと云われている有名人ですね。
巻頭カラーは4ページほど。以前に紹介したU-100のシェプケの写真などが登場します。
本文はフォトコレクションとして、白黒ながらも大きく鮮明な写真集といった趣で、
UボートのタイプをⅠ型~ⅩⅣ型までを68ページまで紹介します。
このような写真で良いところは、Uボート・マークが綺麗にわかることですね。
U-83は、「バイキング船」の紋章を入れています。
U-73の紋章なら、「双頭の鷲」。キャプションもしっかりとしており、
下の写真も「ロリアン基地に接舷しようとしているところ・・」だそうです。
U-95のマークは、「雨に降られて考え込む蛙」。。
コレは初めて見ましたが、どんな意味があるんでしょう・・?
U-136は「オマール海老」。
U-69は「笑う牛」。水兵たちはパナマ帽姿で、もちろん官給品ではなく、
撃沈した船の積み荷だったに違いない・・としています。
U-106は「2尾のノコギリ鮫」ですね。
ただし「笑うノコギリ鮫」もそうですが、ノコギリエイとか、メカジキとも言われます。
U-123といえば「ドラムビート作戦」のハルデゲン艦長が有名ですが、
1941年初めのU-123はモール艦長で、紋章は「戦傷章」。なんでだ?
このパーソナルマークは艦に与えられたものではなく、
艦長が代われば書き直されたこともあるようですが、
ハルデゲンは「戦傷章」を引き継いだかもしれません。
U-38の「キューピット」マークも面白い。魚雷に乗ってるのかな。。
そしてこのパーソナルマークの他に、潜隊マークが書かれている場合もあり、
例えばサン・ナゼールの第7潜隊はギュンター・プリーンの「鼻息の荒い牛」ですし、
ブレストの第9潜隊はレーマン=ヴィレンブロックが指令になったことから
「笑うノコギリ鮫」のマークが使用されているわけです。
また、このようなマークはバッジも作られて、船員の略帽にも付けられます。
しかしゲルマン男子たるもの、可愛い熊とかってイヤだって思うヤツもいたんじゃ・・。
U-68が撃沈された仮装巡洋艦アトランティスの生存者を救助している
2ページぶち抜きの写真も初めて見ましたが良いですねぇ。
名著「Uボート部隊の全貌」でも、人気の図柄が文章ながら紹介されていましたから、
全体的にUボート・マークに目が行ってしまって、いろいろと探してみましたが、
ここら辺が整理されている日本のWebサイトは残念ながら見つかりませんでした。
続く後半は、「Uボートの系譜」と題して、1918年の第1次大戦後からの
Uボート開発が詳細に述べられています。
Type ⅠAがU-25~U-26、Type ⅡAがU-1~U-6など、
図版と写真も使って解説。
Type ⅦBになるとU-45~U-55、U-73~U-76、U-83~U-87、U-99~U-102。
プリーンのU-47、クレッチマーのU-99など、
初期のUボートエースたちの乗艦であるのが良くわかりますね。
「遠洋を狙うUボート」ではⅦ型の2倍近い航続力を持つ、Type ⅨBにU-122~U-124。
ハルデゲンのU-123が米東海岸で暴れた理由も理解できますし、
Type ⅨCでは、U-511が1943年に呉軍港に入り、呂-500となったものの、
隅から隅まで研究した日本海軍は、 ⅨC型を建造することは不可能・・という結論に。。
以降も乳牛(ミルヒクー)こと、給油用Uボートに、XXI型エレクトロボート。
ⅩⅩⅦB型というのは、2人乗りの「ゼーフント」です。
最後はUボート艦内の写真特集。
魚雷の上で食事をする魚雷科員たちの写真がとても印象的でした。
いや~、大満足ですねぇ。
本書はなかなかレアな代物で、amazonでも手に入りません。
ガリレオ出版から改訂版が2011年に出ていたり、
デルタ出版のものでは「ドイツ海軍Uボート3」が4200円也。。
立ち読み程度しか読んでないので比較できませんが、光人社から出ている
「Uボート戦場写真集」よりは、遥かに良い本だと思います。
ちなみにこれから本屋さんに行って来ます。目的は「絵本」・・。
「ダース・ヴェイダーとルーク(4才) 」に続く、
「ダース・ヴェイダーとプリンセス・レイア」が発売されていたのに気が付きました。
このBlogをお読みいただいているお父さん方も、ヒトラー本や独ソ戦記ばかりでなく、
たまには可愛いお子さんや、お美しい奥様に、こんな絵本を買ってあげましょう。。
2009年から始めたこの「独破戦線」も、まる4年が過ぎ、遂に5年目に突入しました。
まぁ、いい加減、今年が最後の年になりそうですね。
グランドパワー別冊の「ドイツ海軍 Uボート(1) 」をようやく読破しました。
このBlogの独自ルールとして、いわゆる「雑誌」は紹介しない・・ということがあるんですが、
GWのお気楽企画第2弾としてやってみましょう。
実はグランドパワー別冊はガリレオ出版、本書のデルタ出版を含めて10冊は読んでいますし、
モデルアート臨時増刊、戦車マガジン別冊、グラフィックアクション、
それから学研の欧州戦史シリーズや、歴史群像シリーズも結構、持っています。
本書は1996年の156ページ、定価2300円の一冊ですが、Uボート・マニアには有名なもので、
先日、「Uボート(2)」と併せて800円と格安で手に入りました。
もう、買って読みたいUボート関連の本が無くなってきましたので
ちょっとマニアックに楽しんでみたいと思います。
表紙は「笑うノコギリ鮫」のマークと同様に微笑む、U-96のレーマン=ヴィレンブロック艦長。
名作映画「Uボート」のモデルと云われている有名人ですね。
巻頭カラーは4ページほど。以前に紹介したU-100のシェプケの写真などが登場します。
本文はフォトコレクションとして、白黒ながらも大きく鮮明な写真集といった趣で、
UボートのタイプをⅠ型~ⅩⅣ型までを68ページまで紹介します。
このような写真で良いところは、Uボート・マークが綺麗にわかることですね。
U-83は、「バイキング船」の紋章を入れています。
U-73の紋章なら、「双頭の鷲」。キャプションもしっかりとしており、
下の写真も「ロリアン基地に接舷しようとしているところ・・」だそうです。
U-95のマークは、「雨に降られて考え込む蛙」。。
コレは初めて見ましたが、どんな意味があるんでしょう・・?
U-136は「オマール海老」。
U-69は「笑う牛」。水兵たちはパナマ帽姿で、もちろん官給品ではなく、
撃沈した船の積み荷だったに違いない・・としています。
U-106は「2尾のノコギリ鮫」ですね。
ただし「笑うノコギリ鮫」もそうですが、ノコギリエイとか、メカジキとも言われます。
U-123といえば「ドラムビート作戦」のハルデゲン艦長が有名ですが、
1941年初めのU-123はモール艦長で、紋章は「戦傷章」。なんでだ?
このパーソナルマークは艦に与えられたものではなく、
艦長が代われば書き直されたこともあるようですが、
ハルデゲンは「戦傷章」を引き継いだかもしれません。
U-38の「キューピット」マークも面白い。魚雷に乗ってるのかな。。
そしてこのパーソナルマークの他に、潜隊マークが書かれている場合もあり、
例えばサン・ナゼールの第7潜隊はギュンター・プリーンの「鼻息の荒い牛」ですし、
ブレストの第9潜隊はレーマン=ヴィレンブロックが指令になったことから
「笑うノコギリ鮫」のマークが使用されているわけです。
また、このようなマークはバッジも作られて、船員の略帽にも付けられます。
しかしゲルマン男子たるもの、可愛い熊とかってイヤだって思うヤツもいたんじゃ・・。
U-68が撃沈された仮装巡洋艦アトランティスの生存者を救助している
2ページぶち抜きの写真も初めて見ましたが良いですねぇ。
名著「Uボート部隊の全貌」でも、人気の図柄が文章ながら紹介されていましたから、
全体的にUボート・マークに目が行ってしまって、いろいろと探してみましたが、
ここら辺が整理されている日本のWebサイトは残念ながら見つかりませんでした。
続く後半は、「Uボートの系譜」と題して、1918年の第1次大戦後からの
Uボート開発が詳細に述べられています。
Type ⅠAがU-25~U-26、Type ⅡAがU-1~U-6など、
図版と写真も使って解説。
Type ⅦBになるとU-45~U-55、U-73~U-76、U-83~U-87、U-99~U-102。
プリーンのU-47、クレッチマーのU-99など、
初期のUボートエースたちの乗艦であるのが良くわかりますね。
「遠洋を狙うUボート」ではⅦ型の2倍近い航続力を持つ、Type ⅨBにU-122~U-124。
ハルデゲンのU-123が米東海岸で暴れた理由も理解できますし、
Type ⅨCでは、U-511が1943年に呉軍港に入り、呂-500となったものの、
隅から隅まで研究した日本海軍は、 ⅨC型を建造することは不可能・・という結論に。。
以降も乳牛(ミルヒクー)こと、給油用Uボートに、XXI型エレクトロボート。
ⅩⅩⅦB型というのは、2人乗りの「ゼーフント」です。
最後はUボート艦内の写真特集。
魚雷の上で食事をする魚雷科員たちの写真がとても印象的でした。
いや~、大満足ですねぇ。
本書はなかなかレアな代物で、amazonでも手に入りません。
ガリレオ出版から改訂版が2011年に出ていたり、
デルタ出版のものでは「ドイツ海軍Uボート3」が4200円也。。
立ち読み程度しか読んでないので比較できませんが、光人社から出ている
「Uボート戦場写真集」よりは、遥かに良い本だと思います。
ちなみにこれから本屋さんに行って来ます。目的は「絵本」・・。
「ダース・ヴェイダーとルーク(4才) 」に続く、
「ダース・ヴェイダーとプリンセス・レイア」が発売されていたのに気が付きました。
このBlogをお読みいただいているお父さん方も、ヒトラー本や独ソ戦記ばかりでなく、
たまには可愛いお子さんや、お美しい奥様に、こんな絵本を買ってあげましょう。。
2009年から始めたこの「独破戦線」も、まる4年が過ぎ、遂に5年目に突入しました。
まぁ、いい加減、今年が最後の年になりそうですね。
決定版 世界の最強軍人FILE [世界の・・]
ど~も。ヴィトゲンシュタインです。
白石 光 著の「決定版 世界の最強軍人FILE」を読破しました。
ここ2回、内容的に重いモノが続きましたが、
せっかくのGWですから、ちょっと軽めの本でお気楽にやってみましょう。
確か去年の夏ごろに本屋さんで見かけた本書は、表紙がパットン・・、
ということで気になっていました。
2年ほど前に出た254ページのソフトカバーで、定価は600円。
「5つ星式「最強ポイント」付き!」と書かれていますが、
表紙のパットンは、「ワシは3つ星で良いよ・・」とヘルメットで語っています。。
果たして、いかなる評価でしょうか?
まずは「最強」と銘打っているものの、「大きな活躍をした軍人」と解釈して欲しい旨と、
「5つ星評価」は、作戦等の局面でどのような貢献があったのかを
編集部が独自に評価したものであることが書かれていました。
ですから、表紙下のマルセイユは「アフリカ軍団の快進撃を空から支えた」として
★★★★の最強ポイントを貰っている・・ということです。
最初は「空の最強軍人」のなかの「空のエース」。
File 1は、前人未到の352機撃墜男、エーリッヒ・ハルトマンです。
最強ポイントは文句なく★★★★★ですが、これは撃墜数という観点ではなく、
「ドイツ劣勢の東部戦線で空から味方を支え続け」たことでの評価ですね。
生没年月日と出身地、戦後も含めた最終階級も書かれ、
カラーのポートレートに白黒写真2枚、愛機のカラーイラストも掲載。
本文は愛称の「ブービ」から簡単な生い立ち、所属部隊に戦果、
そして終戦~戦後まで、コンパクトに書かれています。
続いてはマルセイユ、3番目は「ラバウルの魔王」西澤広義という方です。
★★★★ですが、日本人は全然知らないんですよ。。
次も日本人で「大空のサムライ」坂井三郎。この人は聞いたことありますね。
この後は米国人パイロットが3人続き、英国のダグラス・バーダー(ベイダー)、
ソ連のイワン・コジェドブは62機のスコアを持つトップ・エースだそうですが、知らないなぁ・・。
イタリア人のルッキーニ、フランス人のグローンと初めて聞く名前が続きます。
この順番も星順やアルファベット順、国順でもなく、良くわかりませんね。
16番目で夜間戦闘機エースのシュナウファーが登場。見事★★★★★です。
「B-29撃墜王」と紹介されるのは遠藤幸男ですが、乗機は「月光」。
日本の戦闘機もまったく無知なヴィトゲンシュタインですが、
夜戦の双発機なんですね。名前はカッコいい。。
バルクホルン、ラルとドイツの大エースが出てきたかと思えば、
いきなり、「夜の魔女」リディア・リトヴャク(リトヴァク)が・・。
そして自由フランス軍のクロステルマンは、朝日ソノラマから「撃墜王」という
彼が書いた本が出ているので知っていました。コレ読んでみたいんですよね。
フィンランドのユーティライネンも★★★★★、
彼も「フィンランド空軍戦闘機隊」という本を書いてますね。
30番目で「空のエース」のトリを務めるのは、やっぱりルーデル大佐でした。
そして2人が紹介される「空のヒーロー」では、「星の王子様」こと、サン=テグジュペリです。
「前線勤務を熱望し、故国偵察中に戦死」として★★★の評価。
敵であるドイツ側も、できるなら彼とは遭遇したくないと考える者も多かった・・
という話もありました。
もう一人のヒーローは、★★★★ハンナ・ライチュです。
「空の指揮官」という括りの一発目は、★★★★★ガーランドです。
新装版「始まりと終わり ドイツ空軍の栄光―アドルフ・ガランド自伝」も
読まなきゃなりませんね!
続いて英国のダウディングに、"ボマー"・ハリス。
「夜間爆撃に手腕を振るうが、"民間人殺戮"の批判も」として★★★です。
しかし思うんですが、確かに彼がドイツ本土無差別爆撃戦略を進めたにしても、
最終的にOKを出したのはチャーチルなど、トップの政治家なんですよね。
この後に、メルダース、カムフーバー、ケッセルリンクとドイツ人が連発し、
米国のスパーツ、英国のテッダーとヨーロッパ連合軍の重鎮が登場して終了。
「海の最強軍人」に入る前に、「ハリウッドの第二次大戦」として中休み。。
大好きな「グレン・ミラー物語」のジェームズ・スチュアートがB-24のパイロットとして
ドイツ本土爆撃に参加し、その後、第453爆撃航空群の作戦士官になったなど、
クラーク・ゲーブルも当時の軍服での写真付きで楽しめます。
その他、カーク・ダグラスの話に、チャールズ・ブロンソンはB-29の尾部機銃手として
太平洋戦争で25回出撃・・。う~ん、マンダム。。
「海のエース&ヒーロー」と一緒くたになった最初の人物は「JFK」。。
あの偉大な大統領ですが、真っ二つになった魚雷艇からサバイバルの末、生還した・・
という理由で★★★★★です。エースじゃなくてヒーローとしての評価ですか。
Uボート・エースとしてはギュンター・プリーンから。しかし★★★★かよ。。
でも「ロイヤル・オーク」を撃沈後、巡洋戦艦シャルンホルストに迎えられる写真は
初めて見ましたが、なかなか良いですね。
次のクレッチマーは★★★★★でした。まぁ当然ですね。
伊29の木梨鷹一艦長は空母ワスプを撃沈し、ロリアンでロケット戦闘機Me-163の
資料を積んで、「秋水」開発のために日本を目指したという人物でした。
こういう人はとても気になりますね。
クレッチマーとシェプケを沈めたマッキンタイアは★★★★★。しょうがないですな。
アドミラル・シェア艦長のクランケ提督に、アトランティス艦長のロッゲ(ローゲ)提督が連発。
特にロッゲ提督はユダヤ系ドイツ人という厳しい状況でも
軍務に制約を受けることがなかったそうです。
この人、ドイツの提督で一番、ホンワカした顔しているので前から好きなんですよね。
「海の指揮官」は山本五十六が★★★★。
次のニミッツが★★★★★ですから、特に日本人を贔屓しているわけではないようです。
デーニッツ先生も★★★★★ですが、レーダー提督は★★★。
巨大戦艦ビスマルクと共に沈んだ艦隊司令リュッチェンスは、「意地を見せて」★★★★。
海軍のトリは、なぜかアプヴェーアのカナリス・・。まぁ、確かに提督ですけどね。。
ここで再び、「ハリウッドの第二次大戦」のPart2です。
ロック・ハドソンにジョージ・C・スコット、チャールトン・ヘストン、ウィリアム・ホールデン、
アーネスト・ボーグナイン、ヘンリー・フォンダ、リー・マーヴィン・・と、
戦争映画でお馴染みの名優たちが当時、軍務に就いた話です。
ポール・ニューマンもグラマン・アベンジャー雷撃機の無線手兼機銃手として、
沖縄戦にも参加してたなんてのは初めて知りました。写真も可愛い。。
最後の陸も「エース&ヒーロー」を一緒くたに紹介します。
まずは、★★★★ヴィットマン。コレは東部戦線での評価のようで、
次のカリウスは最高評価の★★★★★です。"泥まみれの虎"での評価ですが、
だったらヴィットマンも"ヴィレル・ボカージュ"で★★★★★にしてよ・・。
パイパー★★★★に、バルクマン★★★★★とドイツ装甲兵が頑張っています。
空挺部隊では、まず最初に英国のフロスト。
この人は「遠すぎた橋」のアンソニー・ホプキンスです。
孤立して力尽きたこの戦いによって★★★★★。
次のポーランドのソサボフスキーは同じく、ジーン・ハックマンですね。
スコルツェニーも「最も危険な男」と云われるくらいですから、当然★★★★★。
「指揮官」では、★★★★★のロンメル、
そして表紙の★★★パットンはというと、しっかり★★★★★頂戴していました。
「緻密な計画で”砂漠の狐”に勝つ!」と紹介されてるわりには★★★のモンティ・・。
「解放の戦いを指導」という理由でドゴールが★★★★★っていうのはどうかなぁ。。
グデーリアンとジューコフが★★★★★で続くのは、まぁ、文句ありませんがね。
でもジューコフは賛否ありそう・・。
ブラッドレー、アイク、マーシャルといった米国軍団も全員★★★★★。
ルントシュテット★★★★、マンシュタインは★★★★★、シュトゥーデント★★★★、
アラン・ブルックと栗林忠道も★★★★★、マッカーサーが★★★★。
イタリアのグラツィアーニはたったの★・・。
★★っていうのは1人だけいましたが、コレは酷すぎる・・。
そもそもそんな評価の低い軍人がこの本に載ってて良いのか・・?
「特殊部隊のヒーロー」には、「悪魔の旅団」のフレドリックが登場。
スコルツェニーの入る場所はココじゃないかなぁ?
そして大トリ、File 107は、ウィリアム・マーティン少佐★★★★★です。
あのヒトラーを騙した「ミンスミート作戦」の架空の人物(死体)ですね。
なかなか洒落が利いてますな。。
コンパクトながら、結構シッカリした一冊でした。
全員とも2ページの同じ扱いで、カラー写真も極力使用していました。
さすがにドイツの最強軍人はアレですが、てんで知らない日本の軍人、
その他、連合軍などのプロフィールは大変、勉強になりました。
この値段ならまったく文句はありませんし、自分と評価が違っていたとしても、
本気で目くじら立てることなく、「あぁ~ん?」とか、「おいおい・・」などと
突っ込みながら楽しむべきでしょう。
ドイツ軍に限定したい方なら、「ドイツ軍名将列伝」をお勧めしますが、
アチラは将軍のみでしたね。でも、とても重宝しています。
シリーズとして「世界の秘密兵器FILE」と、「世界の最強兵器FILE」も
あるようなので、気が向いたら読んでみるかも知れません。
白石 光 著の「決定版 世界の最強軍人FILE」を読破しました。
ここ2回、内容的に重いモノが続きましたが、
せっかくのGWですから、ちょっと軽めの本でお気楽にやってみましょう。
確か去年の夏ごろに本屋さんで見かけた本書は、表紙がパットン・・、
ということで気になっていました。
2年ほど前に出た254ページのソフトカバーで、定価は600円。
「5つ星式「最強ポイント」付き!」と書かれていますが、
表紙のパットンは、「ワシは3つ星で良いよ・・」とヘルメットで語っています。。
果たして、いかなる評価でしょうか?
まずは「最強」と銘打っているものの、「大きな活躍をした軍人」と解釈して欲しい旨と、
「5つ星評価」は、作戦等の局面でどのような貢献があったのかを
編集部が独自に評価したものであることが書かれていました。
ですから、表紙下のマルセイユは「アフリカ軍団の快進撃を空から支えた」として
★★★★の最強ポイントを貰っている・・ということです。
最初は「空の最強軍人」のなかの「空のエース」。
File 1は、前人未到の352機撃墜男、エーリッヒ・ハルトマンです。
最強ポイントは文句なく★★★★★ですが、これは撃墜数という観点ではなく、
「ドイツ劣勢の東部戦線で空から味方を支え続け」たことでの評価ですね。
生没年月日と出身地、戦後も含めた最終階級も書かれ、
カラーのポートレートに白黒写真2枚、愛機のカラーイラストも掲載。
本文は愛称の「ブービ」から簡単な生い立ち、所属部隊に戦果、
そして終戦~戦後まで、コンパクトに書かれています。
続いてはマルセイユ、3番目は「ラバウルの魔王」西澤広義という方です。
★★★★ですが、日本人は全然知らないんですよ。。
次も日本人で「大空のサムライ」坂井三郎。この人は聞いたことありますね。
この後は米国人パイロットが3人続き、英国のダグラス・バーダー(ベイダー)、
ソ連のイワン・コジェドブは62機のスコアを持つトップ・エースだそうですが、知らないなぁ・・。
イタリア人のルッキーニ、フランス人のグローンと初めて聞く名前が続きます。
この順番も星順やアルファベット順、国順でもなく、良くわかりませんね。
16番目で夜間戦闘機エースのシュナウファーが登場。見事★★★★★です。
「B-29撃墜王」と紹介されるのは遠藤幸男ですが、乗機は「月光」。
日本の戦闘機もまったく無知なヴィトゲンシュタインですが、
夜戦の双発機なんですね。名前はカッコいい。。
バルクホルン、ラルとドイツの大エースが出てきたかと思えば、
いきなり、「夜の魔女」リディア・リトヴャク(リトヴァク)が・・。
そして自由フランス軍のクロステルマンは、朝日ソノラマから「撃墜王」という
彼が書いた本が出ているので知っていました。コレ読んでみたいんですよね。
フィンランドのユーティライネンも★★★★★、
彼も「フィンランド空軍戦闘機隊」という本を書いてますね。
30番目で「空のエース」のトリを務めるのは、やっぱりルーデル大佐でした。
そして2人が紹介される「空のヒーロー」では、「星の王子様」こと、サン=テグジュペリです。
「前線勤務を熱望し、故国偵察中に戦死」として★★★の評価。
敵であるドイツ側も、できるなら彼とは遭遇したくないと考える者も多かった・・
という話もありました。
もう一人のヒーローは、★★★★ハンナ・ライチュです。
「空の指揮官」という括りの一発目は、★★★★★ガーランドです。
新装版「始まりと終わり ドイツ空軍の栄光―アドルフ・ガランド自伝」も
読まなきゃなりませんね!
続いて英国のダウディングに、"ボマー"・ハリス。
「夜間爆撃に手腕を振るうが、"民間人殺戮"の批判も」として★★★です。
しかし思うんですが、確かに彼がドイツ本土無差別爆撃戦略を進めたにしても、
最終的にOKを出したのはチャーチルなど、トップの政治家なんですよね。
この後に、メルダース、カムフーバー、ケッセルリンクとドイツ人が連発し、
米国のスパーツ、英国のテッダーとヨーロッパ連合軍の重鎮が登場して終了。
「海の最強軍人」に入る前に、「ハリウッドの第二次大戦」として中休み。。
大好きな「グレン・ミラー物語」のジェームズ・スチュアートがB-24のパイロットとして
ドイツ本土爆撃に参加し、その後、第453爆撃航空群の作戦士官になったなど、
クラーク・ゲーブルも当時の軍服での写真付きで楽しめます。
その他、カーク・ダグラスの話に、チャールズ・ブロンソンはB-29の尾部機銃手として
太平洋戦争で25回出撃・・。う~ん、マンダム。。
「海のエース&ヒーロー」と一緒くたになった最初の人物は「JFK」。。
あの偉大な大統領ですが、真っ二つになった魚雷艇からサバイバルの末、生還した・・
という理由で★★★★★です。エースじゃなくてヒーローとしての評価ですか。
Uボート・エースとしてはギュンター・プリーンから。しかし★★★★かよ。。
でも「ロイヤル・オーク」を撃沈後、巡洋戦艦シャルンホルストに迎えられる写真は
初めて見ましたが、なかなか良いですね。
次のクレッチマーは★★★★★でした。まぁ当然ですね。
伊29の木梨鷹一艦長は空母ワスプを撃沈し、ロリアンでロケット戦闘機Me-163の
資料を積んで、「秋水」開発のために日本を目指したという人物でした。
こういう人はとても気になりますね。
クレッチマーとシェプケを沈めたマッキンタイアは★★★★★。しょうがないですな。
アドミラル・シェア艦長のクランケ提督に、アトランティス艦長のロッゲ(ローゲ)提督が連発。
特にロッゲ提督はユダヤ系ドイツ人という厳しい状況でも
軍務に制約を受けることがなかったそうです。
この人、ドイツの提督で一番、ホンワカした顔しているので前から好きなんですよね。
「海の指揮官」は山本五十六が★★★★。
次のニミッツが★★★★★ですから、特に日本人を贔屓しているわけではないようです。
デーニッツ先生も★★★★★ですが、レーダー提督は★★★。
巨大戦艦ビスマルクと共に沈んだ艦隊司令リュッチェンスは、「意地を見せて」★★★★。
海軍のトリは、なぜかアプヴェーアのカナリス・・。まぁ、確かに提督ですけどね。。
ここで再び、「ハリウッドの第二次大戦」のPart2です。
ロック・ハドソンにジョージ・C・スコット、チャールトン・ヘストン、ウィリアム・ホールデン、
アーネスト・ボーグナイン、ヘンリー・フォンダ、リー・マーヴィン・・と、
戦争映画でお馴染みの名優たちが当時、軍務に就いた話です。
ポール・ニューマンもグラマン・アベンジャー雷撃機の無線手兼機銃手として、
沖縄戦にも参加してたなんてのは初めて知りました。写真も可愛い。。
最後の陸も「エース&ヒーロー」を一緒くたに紹介します。
まずは、★★★★ヴィットマン。コレは東部戦線での評価のようで、
次のカリウスは最高評価の★★★★★です。"泥まみれの虎"での評価ですが、
だったらヴィットマンも"ヴィレル・ボカージュ"で★★★★★にしてよ・・。
パイパー★★★★に、バルクマン★★★★★とドイツ装甲兵が頑張っています。
空挺部隊では、まず最初に英国のフロスト。
この人は「遠すぎた橋」のアンソニー・ホプキンスです。
孤立して力尽きたこの戦いによって★★★★★。
次のポーランドのソサボフスキーは同じく、ジーン・ハックマンですね。
スコルツェニーも「最も危険な男」と云われるくらいですから、当然★★★★★。
「指揮官」では、★★★★★のロンメル、
そして表紙の★★★パットンはというと、しっかり★★★★★頂戴していました。
「緻密な計画で”砂漠の狐”に勝つ!」と紹介されてるわりには★★★のモンティ・・。
「解放の戦いを指導」という理由でドゴールが★★★★★っていうのはどうかなぁ。。
グデーリアンとジューコフが★★★★★で続くのは、まぁ、文句ありませんがね。
でもジューコフは賛否ありそう・・。
ブラッドレー、アイク、マーシャルといった米国軍団も全員★★★★★。
ルントシュテット★★★★、マンシュタインは★★★★★、シュトゥーデント★★★★、
アラン・ブルックと栗林忠道も★★★★★、マッカーサーが★★★★。
イタリアのグラツィアーニはたったの★・・。
★★っていうのは1人だけいましたが、コレは酷すぎる・・。
そもそもそんな評価の低い軍人がこの本に載ってて良いのか・・?
「特殊部隊のヒーロー」には、「悪魔の旅団」のフレドリックが登場。
スコルツェニーの入る場所はココじゃないかなぁ?
そして大トリ、File 107は、ウィリアム・マーティン少佐★★★★★です。
あのヒトラーを騙した「ミンスミート作戦」の架空の人物(死体)ですね。
なかなか洒落が利いてますな。。
コンパクトながら、結構シッカリした一冊でした。
全員とも2ページの同じ扱いで、カラー写真も極力使用していました。
さすがにドイツの最強軍人はアレですが、てんで知らない日本の軍人、
その他、連合軍などのプロフィールは大変、勉強になりました。
この値段ならまったく文句はありませんし、自分と評価が違っていたとしても、
本気で目くじら立てることなく、「あぁ~ん?」とか、「おいおい・・」などと
突っ込みながら楽しむべきでしょう。
ドイツ軍に限定したい方なら、「ドイツ軍名将列伝」をお勧めしますが、
アチラは将軍のみでしたね。でも、とても重宝しています。
シリーズとして「世界の秘密兵器FILE」と、「世界の最強兵器FILE」も
あるようなので、気が向いたら読んでみるかも知れません。
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