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鷲は舞い降りた [完全版] [戦争映画の本]

ど~も。ヴィトゲンシュタインです。

ジャック・ヒギンズ著の「鷲は舞い降りた」を何度目かの読破しました。

まぁとんでもない名作です。映画も有名ですが、この原作の方が数倍素晴らしい!
まさに冒険小説の金字塔です。
チャーチル誘拐のためにイギリスへドイツ空挺部隊が乗り込むという設定もさることながら
登場人物たちの個性が見事です。

鷲は舞い降りた.JPG

クレタ島の戦いを含む百戦錬磨の降下猟兵の隊長に柏葉騎士十字章のシュタイナ中佐。
作戦計画者でストーリーテラーにアプヴェーアのラードル中佐。
そして、その筋のマニアには一番人気の北アイルランドの闘士デヴリン。
映画ではそれぞれマイケル・ケイン、ロバート・デュヴァル、
そして今や息子のほうが有名な?ドナルド・サザーランドが演じていますが
こちらもなかなか素晴らしい。ただ原作では皆もう少し若いですかね・・・。

THE EAGLE HAS LANDED.jpg

ストーリーは有名なので割愛します。
ご存じない方はとりあえず読むことを強くお勧めします。
個人的にはユダヤ人少女を救ったことから懲罰部隊送りとなっているシュタイナ中佐に
ラードル中佐とデヴリンが会いに行くシーンが大好きです。
降下猟兵たちからゲシュタポと勘違いされ、挑戦的な態度を取られるラードル中佐がコート脱ぐと
そこには冬季東部戦線従軍章と首元には騎士十字章が・・。降下猟兵たちは目を真ん丸くして・・。
残念ながら映画にはこのシーンがありません。
まぁ、勲章の説明が必要ですからしょうがないですね・・。

他にも原作のみに登場するシュタイナ中佐の父、シュタイナ少将のゲシュタポによる拷問、
「SS-イギリス自由軍」のプレストン少尉とデヴリンの繰り広げる2人アイルランド紛争など
映画しかご覧になっていない方でも新鮮に、かつ深く楽しめること請け合いです。

続編として無理やり感ありありの「鷲は飛び立った」がありますが
まぁ、この話はやめておきましょう。
何はともあれ、「これを読まずに死ねるか!」的一冊です。





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