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写真でみる女性と戦争 [女性と戦争]

ど~も。ヴィトゲンシュタインです。

ブレンダ・ラルフ ルイス著の「写真でみる女性と戦争」を読破しました。

4月に出たばかりの興味深い342ページの一冊を紹介します。
このBlogでも「女性と戦争」というカテゴリーがあるだけに、
本書のタイトルと表紙を見ただけで、これはもう外せませんね。
また、「写真でみる・・」というタイトルだと、以前に
写真で見る ヒトラー政権下の人びとと日常」という本も紹介していますが、
あぁ、これも同じ原書房でしたか・・。

写真でみる女性と戦争.jpg

第1章は「戦争準備と開戦」です。
「山本五十六提督はパールハーバー奇襲攻撃の立案者だったが・・」で始まる本文。
米国の女性は強い愛国心とともに行動した・・として、
1945年までに陸軍看護婦に5万7000人、陸軍婦人補助部隊(WAAC)に10万人が入隊と、
まるで「第二次大戦の連合軍婦人部隊」を思い起こさせる展開です。
しかしながら米国の世論調査では、女性が軍務に就くことには賛成でも、
自分の母親や姉、妹、妻、娘が軍務に就くことは容認できず、
兵士の手紙では、「入隊すれば離婚する」、
あるいは「縁切りする」という脅し文句も書かれます。

speed-them-back-join-the-waac.jpg

こうして入隊した女性への誹謗中傷は執拗に続き、伝統主義者は
「軍の女性は妻や母としての務めを果たしていない」と批判。
先輩格である英国の海軍婦人部隊(WRENS)の隊員も、
「欲求不満の同性愛者」、「軍服を着た色情狂」と罵られ続けるのでした。

写真は2ページに1~2枚。白黒写真もありますが、綺麗なカラー写真も多く、
また、写真ではない募集ポスターも個人的に好きなので悪くないですね。

Women's Royal Naval Service (WRENS)_WrenLoadingBombs1942.jpg

そんなプロパガンダ・ポスターとして有名なのが「リベット工のロージー」です。
可愛らしい顔ながらも、捲り上げた袖に露わになった腕の筋肉と大きな拳、
顎をぐっと上げて肉体的な強さと意志の強さを感じさせる姿。
そして「わたしたちにはできる!(we can do it!)」という名言。

Rosie-The-Riveter wecandoitposter.jpg

米国内の造船所などでは働き手を募集し、多くの女性たちがロージーのように
リベット工、または溶接工として働くことになります。
なるほどねぇ。。建造と撃沈を争うデーニッツ目線で読むと、なんとも言えません。。

woman-at-work-drilling.jpg

アラバマのレッドストーン兵器廠では「女性製造戦士」を配属し、
1944年には兵器製造ラインの50%以上が女性に・・。
数名の女性監督官が生まれますが、まだまだ黒人差別という問題も存在します。
ここまで100ページ、著者は英国女性のようですが、米国女性の話が中心で、
英国のランドガール(婦人農業部隊)が「木こり娘」と呼ばれていた話や、
ドイツではレニ・リーフェンシュタールが紹介される程度です。

40sfactorywoman.jpg

第4章は個人的なお楽しみ「看護婦の役割」です。
赤十字看護婦が募集に応じて入隊する「陸軍看護部隊」の看護婦が
米軍に従属する看護婦となったようで、その数、5万名です。
彼女たちは航空機によって後送される負傷兵を速やかに治療するなど、
この戦争での新しい任務にも従事するのでした。
しかしわずか479名の「黒人看護婦」には、白人負傷兵の介護をすることは許されません。

Join_the_U_S__Cadet_Nurse_Corps.jpg

一方、ドイツの看護婦さんはどうかというと、「恐ろしい計画に携わった者がいた」として、
10万人以上の身体障害者や知的障害者が殺された「安楽死計画」を取り上げ、
積極的に、またはやむを得ず協力した・・と紹介します。
ど~も、本書は枢軸国に対して悪意を感じますね。。

Swearing in of Red Cross volunteers​..jpg

第5章は「軍で働く」です。
まずは1942年2月、ビルマの首都、ラングーンから撤退する英軍と
それに同行する婦人補助部隊300人の話。
南西太平洋戦線では米軍の占領地であろうとも、抵抗する日本軍の兵士に
襲われる危険性があるため、現地の司令官は婦人部隊の派遣には難色を示します。
しかしそれでもやって来る婦人部隊員。外出の際には2名の男性兵士が護衛に・・。

Contingent de WACS débarquant en Afrique du Nord.jpg

ソ連の女性兵士ではリディア・リトヴァクリュドミラ・パヴリチェンコの名も・・。
また、ドイツではハンナ・ライチュ、まぁ定番ですか。

英国の空軍婦人補助部隊の任務は様々ですが、パイロットとの無線通信もその中のひとつ。
特にドイツ語が堪能な隊員は、ドイツ夜間戦闘機の無線交信に割り込み、
味方を装って、ニセの情報や指示をドイツ軍パイロットに与えるのです。

WAAF.jpg

第6章は「情報戦と女性諜報員」。早い話、「女スパイ」ですね。
英国の特殊作戦執行部(SOE)がヨーロッパ諸国へ送り込んだ女スパイは39名。
彼女たちはドイツ軍占領下でゲシュタポの目をくぐり抜けながら任務を遂行するわけですが、
フランス軍兵士だった夫を亡くしたヴィオレット・ザボーは、
隠れ家を取り囲んだゲシュタポと銃撃戦を繰り広げた挙句に逮捕され、
拷問を受けた後、ラーヴェンスブリュック強制収容所に送られ、1945年に処刑。
仲間に関する情報は決して口にしなかった・・と、1947年にジョージ6世から
ジョージ・クロスを娘のタニアが受け取ったそうです。

Violette-Szabo_GeorgeCross.jpg

この話は特に印象的ですが1958年(1957年?)に映画になっていました。
日本でも「スパイ戦線」という邦題で公開されているようです。
ご存知の方、いますか??

CARVE HER NAME WITH PRIDE 1958.jpg

その他は、有名な「東京ローズ」に、過激なユーゴの女性パルチザンの写真では、
「女性もドイツ人を容赦なく殺害した」。

続いて第7章は「捕虜と囚人」です。
シンガポールの劣悪な環境のチャンギ刑務所。
数世紀にわたってアジア諸国を抑圧してきた英仏蘭の商人や農園経営者、
そしてその妻や子供らが日本軍に捕えられ、鞭打たれる番になります。
この刑務所の最初の所長は優しい人物で、子供にはお菓子を分けてあげることも・・。
しかし部下から反逆罪で告発されて死刑。。
その後は恐ろしい日々が続きます。
特に「朝鮮人の看守はひどく野蛮で・・」という話は、まるでナチスの収容所で、
ラトヴィア人やウクライナ人看守らが残酷だったのと同様な気がしましたね。

ww2_poster_this_is_the_enemy.jpg

日本兵が女性を殺害し、強姦する姿を描いた米国のプロパガンダ・ポスターを掲載しながら、
1941年のクリスマスに香港を占領した日本兵が、3人の英国人看護婦を強姦した例も
挙げますが、基本的に日本人は「白人」を四流民族と見なしていたから、
彼女たちと肉体関係を持つことは日本民族の沽券に係わる・・、
また、伝統的に母親と子供を大切にする日本人は、子供を持つ女性を強姦しない・・、
などと書かれる一方、子供を持たない女性やアジア人女性を多数強姦し、
殺害することもあったとしています。朝鮮人をはじめとする女性が兵士の相手をする
「慰安所」についても触れていました。

最近、橋下徹市長が「従軍慰安婦」発言でいろいろと賑わし、
「河野談話」など、旧日本軍の過去についてはTVでも掘り下げていますが、
「米軍、英軍、フランス軍、ドイツ軍、旧ソ連軍、その他の軍においても・・」
という発言を聞くと、過去に読んだ「1945年・ベルリン解放の真実 戦争・強姦・子ども」、
ナチズムと強制売春」、「パリ解放 1944-49」などを思い出しますね。  

1942 This_is_the_Enemy_US.jpg

収容所といえばナチス・ドイツ・・。
「ブッヘンヴァルトの魔女」と呼ばれたイルゼ・コッホについて詳しく書かれていますが、
彼女の写真が無い代わりに、ベルゲン・ベルゼンの女性看守たちの裁判写真が・・。
中央で睨みを利かすのはイルマ・グレーゼですね。
やっぱり、ドイツは女性でも悪人しか登場しません。悪意を感じるなぁ。。

Irma Grese_9.jpg

対独協力者として、見せしめに丸刈りにされたフランス女性の写真も
「レジスタンス組織は厳しく罰した」というキャプションのみ。。
彼女たちの立場について、もう少し言及しても良いのではないでしょうか。

Resistance marseille.jpg

後半の第8章は「ジャーナリスト」です。
1940年にヘミングウェイと結婚したマーサ・ゲルホーンといった女性ジャーナリストらの
戦地での活躍を写真と共に紹介しますが、
「米国社会に息苦しさを感じ、もっと自由で刺激的でスリルを求めて、
戦争が行われているヨーロッパへ渡った。そして多くの女性ジャーナリストが
戦地で活動するために結婚生活を犠牲にした」ということです。
正直言って、自分で好きでやってるんだから、結婚生活が破綻しようが、
離婚しようが、知ったことか!って感じですがね。

Ernest Hemingway_Martha Gellhorn.jpg

ヘミングウェイとマーサ・ゲルホーンの話も去年に米ドラマで製作されていました。
ちょうど6月22日にWOWOWで放送。「私が愛したヘミングウェイ」というタイトルです。
ゲルホーン役はニコール・キッドマン、ヘミングウェイはクライヴ・オーウェン・・。
う~ん。どうするかなぁ・・。
ヘミングウェイの小説は読んだことが無いんですが、「武器よさらば」や
「誰がために鐘は鳴る」、「老人と海」といった映画は良かったですからねぇ。。

clive-owen-nicole-kidman-hemingway-and-gellhorn.jpg

第9章は「娯楽と慰安」。
緊張状態に置かれた兵士や民間人を楽しませるために、
映画俳優や歌手などが慰問活動を繰り広げます。
英国の国防義勇軍補助部隊(ATS)の女性によるダンス・バンド。
あ~、グレン・ミラーも慰問でヨーロッパ行って、死んでしまいました。

ATS dance band.jpg

米国慰安協会の一員として精力的に活動したマレーネ・ディートリッヒ
あの「リリー・マルレーン」の歌詞と共に大きく取り上げられます。

Marlene Dietrich_hospital on the Italian front in May,1944.jpg

戦前に24本の映画に主演しながらパッとしなかったベティ・グレイブルは、
戦争が始まるとともに、ピンナップ・ガールとして大人気に・・。
兵士たちがロッカーやベッドの上に彼女のピンナップを貼ったのは、
彼女の性的な魅力だけでなく、懐かしい故郷や近所の娘、
母親のアップルパイを思い出させる雰囲気を持っていたからということです。

betty-grable-world-war-ii-pin-up-1943.jpg

こうして最後の第10章「戦争が終わって」。
ヨーロッパ戦線の駐屯地でもあった英国では、
大らかで魅力的な米軍兵士と結婚して移住した英国人女性が7万人。
カナダ軍兵士と結婚したのが4万8000人。
戦後の日本での恋人の米軍兵士と過ごす日本女性の写真で終わります。

us-soldier-giving-japanese-girl-a-bicycle-ride.jpg

まぁ、本文の内容はこのように米国中心で、補足的に英国と
西側連合国の「女性と戦争」といった一冊でした。
個人的にはもうちょっとドイツと日本、ソ連なども欲しかったですし、
記述も女性的過ぎる気もしますが訳者さんも女性だし、しょうがないところでしょう。
逆に言えば、戦時下の米英の女性たちを知りたい女性にはうってつけかも知れません。











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うなぎ

朝日新聞の報じた記事を事実と思い込んで謝罪した宮沢内閣の軽率さである。「する必要のない、というより、してはならない謝罪」をして世界に誤解を撒き散らしたのであった。宮沢内閣の犯した過ちこそが慰安婦問題の原点である。

話は変わるが、大阪の北新地の風俗を活用してきたのは橋下徹自身である。
by うなぎ (2013-06-01 09:10) 

IZM

このタイトルでは、確かにヴィト様避けて通れませんね。
>収容所といえばナチス・ドイツ・・。
思わず吹きそうになりますが、そろそろその「代名詞」が取って代わられる時代が来るのかもしれませんねえ。。。 そういえば地元でユダヤウィーク?らしく、歴史的な展示をやってるらしいので、見に行ってきます。(`・ω・́)ゝ 
1枚目のポスターの女性が美人さんだこと。
坊主フェチの自分ですが、この手の戦後の丸坊主のフランス女性の写真は毎度ショッキングですね。写真の構図といい、悪意に満ちています。
by IZM (2013-06-02 09:36) 

ヴィトゲンシュタイン

>地元でユダヤウィーク?
どんな展示か気になりますねぇ。是非UPお願いします。
>1枚目のポスターの女性が美人さんだこと
今回は本書に掲載されているのも3~4枚、使ってみました。どこの国でも募集ポスターは美人さんで良いもんです。もちろん男も必ずイケメン。
対独協力者のフランス女性には言及して欲しかったですね。
4年もドイツ軍に占領されてて、若くて綺麗な女の子が紳士的なドイツ兵とXXしたり、恋に落ちたり、娼婦が金回りの良いドイツ将校をお客にしたり、手に入らない食料品をもらったり・・。
そんな状況下では大したことではないと思いますが、ドイツ兵に相手にされないデブのおばちゃん達からは嫉妬の目で見られたんでしょう。解放直前に突然、レジスタンスに変身した男たちも、ドイツ人とイチャイチャしやがって・・という嫉妬に燃えたということもあったんでしょう。「ボッシュの子」もありましたが、コレが主題の本を読んでみたいですね。
by ヴィトゲンシュタイン (2013-06-02 11:42) 

でんこう

ヴィトゲンシュタイン様、こんにちは。
内容には偏りがあるようですが、これも興味深い本ですね。
戦時下の女性達の営みには以前から興味がありますが、日々の雑事や積み上げられた本との格闘に忙しく、そこまでは手が伸ばせない現状です…。
以前ご紹介のあった「戦争は女の顔をしていない」や「出撃!魔女飛行隊」も残念ながら未読のままです。
操縦手の夫・ニコライと共に車長としてJSU-122自走砲に搭乗し戦ったというヴェーラ・オルロヴァ中尉など、他にも気になるエピソードはあるのですが…。

枢軸側の記述が少なく、また偏っているというのは連合・旧枢軸側共に不都合な事実が存在することも理由の一つではないかと個人的には考えています。
日本の従軍看護婦の死者数は正確な数字があるにも関わらず、従軍慰安婦の死者数が未だ不明だということはその証左ではないでしょうか。
ちなみに以前、隔月刊「歴史群像」で日赤従軍看護婦だった女性のインタビューがありましたが、「入浴時はよからぬ考えを起こす者がいないよう兵士が歩哨についたが、その時は友軍機がやけに低い所を飛んでいたことを覚えている」という箇所が印象に残っています。
いつの時代も男の考えることは変わりませんね。

それにしても、連合軍側で婦人部隊への誹謗が行われていたという事実。
自由主義陣営であっても、その時代における女性の地位が低いものだったということを感じさせます。
by でんこう (2013-06-02 14:24) 

ヴィトゲンシュタイン

ど~も、でんこうさん。
そうそう、決して悪い本じゃないんですよ。前半から米女性兵の蔑視や、黒人の差別問題も取り上げてて、とても興味深かったんです。それに本書は写真が大きなウェイトを占めてますから、この350ページほどで戦争関連国の女性を網羅することはできないんですね。ちょっと厳しい書き方をしてしまったかも・・。反省。。

「戦争は女の顔をしていない」と「出撃!魔女飛行隊」。どちらもオススメです。特に前者は良いですね。ほろっとする話もあって・・。是非。。
ヴェーラ・オルロヴァ中尉の話は???
以前、戦死した夫(政治局員?)の復讐にT-34を購入して、自らドイツ軍陣地に突撃して散ったという女性の話を聞いたことがありますが、未だに何の本に書かれているのか、わからないままです。

>友軍機がやけに低い所を飛んでいたことを
コレは笑えました・・。偶然じゃないですね。パイロットも必死です。。
by ヴィトゲンシュタイン (2013-06-02 19:00) 

でんこう

どうも…度々失礼します。
ヴェーラ・オルロヴァ中尉については漫画家にして日本有数のソ連スキーである速水螺旋人さんのコラムで知りました。
"Vela Olrova"で検索すると夫婦で車両の前に立つ写真が見つかります。
スティーヴン・ザロガ氏の著作"The Red Army of the Great Patriotic War 1941-45"(オスプレイ社)にて彼女についての記述があるようですが、現物を入手していないので詳しいことはわかりません。

復讐の為にT-34を購入し、自ら戦車兵として戦い散った女性としては、マリア・ワシリーィエヴァ・オクチャブリスカヤという女性ではないかと思われます。
Mig21さんのブログ「シルクロードから嫁が来た!!」にて紹介されていました。
"The Russian tankist"という本に記述があるようです。

>>偶然じゃないですね。パイロットも必死です。。
映画「戦火のナージャ」では深手を負った兵士が「死ぬ前におっぱいが見たい!」と叫ぶシーンがありましたね。
ちなみにバックナンバーを調べたところ、ラバウル海軍病院の筆生だった荒井萬里子さんという方でした。
立場はあくまで筆生だったものの、戦地では看護婦の仕事をこなしていたそうです。
「それでも、あの一年間はかけがえのない体験だったと思います。もう一度行くかと尋ねられたら、必ず行きますと答えるでしょう。ラバウル第八海軍病院で過ごしたあの日々は、わが生涯でもっとも充実した一年であったと自信を持って答えられます」
改めて、戦っていたのは男だけではないのだと思い知らされます。
by でんこう (2013-06-02 21:49) 

ヴィトゲンシュタイン

ヴェーラ・オルロヴァ中尉の写真、検索で見つけました。なるほど、夫婦ってのは凄いですねぇ。
そしてMig21さんのブログにも行って来ました。マリア・ワシリーィエヴァ・オクチャブリスカヤ・・。詳しく書かれていて感動・・。ひょっとして夢だったのかな・・? と、自分でも半信半疑になっていたので。。
いや~、ありがとうございました。疑いが晴れました。

>映画「戦火のナージャ」では深手を負った兵士が「死ぬ前におっぱいが見たい!」
じぇじぇ! この映画は確か・・と思って確認したら、去年TV放映されて、録画したままでした。そういうシーンがあるなら??早速、今晩にでも観ようと思います。
by ヴィトゲンシュタイン (2013-06-03 07:18) 

IZM

>4年もドイツ軍に占領されてて、若くて綺麗な女の子が紳士的なドイツ兵とXXしたり、
これ、TVの「娼婦」がテーマのドキュメントがあって、色んな時代の欧州の娼婦の話があったんですが、ある仏娼婦と独兵士がXXの際に「避妊具はいらない」と銃を突きつけて事に及ぶ(一応当時は軍の決まりでそういう場所では避妊具の使用が決まってたとか、ナレーションがあった)その後はその女性は売春宿のオーナーに恋し、裏切られ水銀飲んで自殺を図るも死に切れず入院中もう一度自殺。。。という話で番組が終了し、救いの一切ない展開に頭痛がするほど大泣きしてしまいました。
>「死ぬ前におっぱいが見たい!」
切実すぎて。。。(泣
by IZM (2013-06-03 15:33) 

IZM

連投すみません。戦火のナージャを調べていたら、リアルニュースの方で同じ展開を発見したので。。。。
by IZM (2013-06-03 15:39) 

ヴィトゲンシュタイン

連投歓迎です。
>避妊具の使用が決まってたとか、ナレーションがあった
そうですね。ドイツ軍も、解放した米軍も「性病に気を付けよう!」ってやってますからねぇ。ただ、実際に付ける、付けないは個人の趣味・・というか、危険を顧みずのコダワリもありますからねぇ。男は勝手です。ボクも若い頃は無茶したし、怒られたことも・・。え~、そんなことはど~でもいいですね。。

いま、「戦火のナージャ」観終わりました。
1941年6月に1943年の5月、そして1941年10月になって、1942年の夏が・・と行ったり来たりしますから、独ソ戦マニアじゃないとついていけないかも知れませんね。
「おっぱい見せ」のシーン、懇願するのは19歳の戦車兵です。おっぱい見たこともなければ、キスもしたことがない・・。
そしておっぱい見ながら、血のよだれを流して死んでいきます。これがラスト・シーン。。嫌いじゃないなぁ・・。ソ連軍(ロシア映画)ならではかな。
by ヴィトゲンシュタイン (2013-06-03 22:26) 

ヴィトゲンシュタイン

おぁ、途中で送信してしまった!
前半、スターリンが出てくるんですが、コレがなかなか怖くて良いです。
ブジョンヌイとヴォロシーロフもソコソコ。そして何と言ってもベリヤがクリソツです。「ヒトラー最期の12日間」のヒムラーの比ではないですね。これだけで充分楽しめました。
おしっこ漏らしちゃうほどのNKVDの恐ろしさに、懲罰部隊。ドイツ軍の情け容赦のない報復。いろいろ見どころ豊富でした。もっと早く見とけば良かったです。
by ヴィトゲンシュタイン (2013-06-03 22:44) 

でんこう

ヴィトゲンシュタイン様、IZM様、こんばんは。
度々お邪魔します。
どうも、お役に立てて何よりです。
「戦火のナージャ」は「おっぱいが見たい!」以外にも見どころが沢山ありますね。
個人的には友軍だと思って戦車に挨拶したら…というシーンが印象に残っています。
ジョークの後で容赦なく凄惨な戦闘シーンに突入するあたり、「凄いな」と思ってしまいました。
観たのが1年以上前なので色々と忘れてしまった箇所もあり、もう1度見直そうと思います。


>>その女性は売春宿のオーナーに恋し、裏切られ水銀飲んで自殺を図るも死に切れず入院中もう一度自殺。。。という話で番組が終了
読んでいて辛くなりました…
by でんこう (2013-06-04 21:43) 

ヴィトゲンシュタイン

でんこうさん。こんばんわ。
>友軍だと思って戦車に挨拶したら…というシーン
あぁ、良いですね。戦車に轢き殺されるのも良いです。
英米連合軍(ハリウッドなど)の映画とは、このあたりが全く違いますよね。あのような悲惨さはドイツ映画の「スターリングラード」を思い出しました。
ボクが気になったのは、友軍だと思って・・の塹壕の場面で、白ロシアから来た183㎝以上のエリート部隊の隊長です。いい味出してたんですけどね。身体が真っ二つになっちゃったみたいです。。
教えていただき、ありがとうございました。
by ヴィトゲンシュタイン (2013-06-04 22:12) 

IZM

でんこうさん、ワタシにもコメありがとうございます。
ヴィト様、「戦火のナージャ」調べていたらなぜかネパールの「グルカ兵」にたどり着き、モンテ・カッシーノも調べて。。。 段々正気になるのが恐ろしくなる、というか、いい加減周りの人と話題が合わなくなってきました。wwwwwww
by IZM (2013-06-07 06:08) 

ヴィトゲンシュタイン

>なぜかネパールの「グルカ兵」にたどり着き、モンテ・カッシーノも調べて。。。 
コレは本当、なぜか??
ボクも良くありますね。最初にいったい何が気になって調べてたのか??
ネットサーフィン恐るべし。。
by ヴィトゲンシュタイン (2013-06-07 18:58) 

IZM

すみません、以前のコメントで書いた欧州の娼婦についてのドキュ映像を偶然見つけたので。。。
1時間15分頃に、件のシーンがあります。
by IZM (2013-08-21 22:04) 

ヴィトゲンシュタイン

いや~、今日、娼婦ネタなんかをUPしたところですが、またしてもタイミング、スゲーですね。。今晩、ゆっくり拝見します。
by ヴィトゲンシュタイン (2013-08-22 08:57) 

水

はじめまして。

最近、
第二次世界大戦に歴史的興味がわいて
あちこち探していたら
貴ブログにたどり着きました。

膨大な読書量に
感服いたしました。

読みたい本も一杯発見。

イデオロギーを省いた
淡々とした紹介にも
ホッ
といたします。


こちらに書き込みさせて頂いたのは
このページのラストの写真、
米兵さんとの
自転車二人乗りが
すごく良い写真だと思ったからです。

GHQ占領下にあって、
米兵さんと
日本人女性とのロマンスは
たくさんあったらしいのですが、
結婚は許されてなくて、
後に
結婚の許可を求める兵隊さんがたくさん出た、
と漫画で読みました。

写真を夫に見せて
あれこれストーリーを考えてました。

自転車の女性、
どう見ても素人で堅気で
中流以上のお嬢さんに見えます。

自転車が
どう見ても
この米兵さんの物ではなさそうな所とか、
見ていて
ホンワリしました。

人はやっぱり、
わかり会える物かもしれない
と思える良い写真です。

これからも
ちょくちょく覗かせて頂きます。

風邪など引かれないよう
ご自愛下さい。

by (2013-12-06 19:49) 

ヴィトゲンシュタイン

水さん。はじめまして。

ラストの自転車二人乗りの写真。
そうそう、コレは本書に掲載されていたものではなくて、ボクの趣味で選んだ一枚です。

>イデオロギーを省いた淡々とした紹介
と、言われるのも実に嬉しいですが、
このBlogはさえない文章を写真で補っている部分も多々あり、
読んで感じたイメージをなんとなく表現しているつもりもありますから、
その一枚の写真で"なにか"を感じていただけると、
単なる本の紹介以上のBlogとしての達成感があって嬉しいです。

またなにかをお感じになった時にでも遊びに来てください。
ありがとうございました。

by ヴィトゲンシュタイン (2013-12-06 20:29) 

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