ポケット戦艦 -アドミラル・シェアの活躍- [ドイツ海軍]
ど~も。ヴィトゲンシュタインです。
T・クランケ著の「ポケット戦艦」を読破しました。
ポケット戦艦としてグラーフ・シュペー号と共に有名なアドミラル・シェア号の戦記です。
第2次大戦初期の通商破壊作戦において大西洋からインド洋まで航海し、
無事、数々の戦果を挙げたシェアの海洋冒険ものです。

著者である艦長のテオドール・クランケ大佐のチェスのような戦術をもって、
英海軍の裏の裏を突きながら、戦果を重ねていきます。
開戦初期ということもあって、艦長から一水兵に至るまで、皆、騎士道精神の持ち主であり、
国籍様々な捕虜(イギリス人、オランダ人、ノルウェー人、インド人などなど・・)の扱いにも
興味深い洞察力と可能な限り快適な居住を提供しようとする努力とあいまって、
微笑ましくも感動的ですらあります。

この本の大部分は艦上での生活におけるエピソードの積み重ねであり、
赤道を越える際の伝統的な赤道祭の大イベントから日々の食事に関わるちょっとしたエピソード
などが散りばめられて飽きることがありません。
ともかく、戦史にありがちな悲惨な展開もなく、海の男たちの冒険という色合いで
読み終わった暁には「卵」を食べたくなること請け合いです。
T・クランケ著の「ポケット戦艦」を読破しました。
ポケット戦艦としてグラーフ・シュペー号と共に有名なアドミラル・シェア号の戦記です。
第2次大戦初期の通商破壊作戦において大西洋からインド洋まで航海し、
無事、数々の戦果を挙げたシェアの海洋冒険ものです。
著者である艦長のテオドール・クランケ大佐のチェスのような戦術をもって、
英海軍の裏の裏を突きながら、戦果を重ねていきます。
開戦初期ということもあって、艦長から一水兵に至るまで、皆、騎士道精神の持ち主であり、
国籍様々な捕虜(イギリス人、オランダ人、ノルウェー人、インド人などなど・・)の扱いにも
興味深い洞察力と可能な限り快適な居住を提供しようとする努力とあいまって、
微笑ましくも感動的ですらあります。
この本の大部分は艦上での生活におけるエピソードの積み重ねであり、
赤道を越える際の伝統的な赤道祭の大イベントから日々の食事に関わるちょっとしたエピソード
などが散りばめられて飽きることがありません。
ともかく、戦史にありがちな悲惨な展開もなく、海の男たちの冒険という色合いで
読み終わった暁には「卵」を食べたくなること請け合いです。
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